阪神のエース・青柳晃洋投手(29)が、23日の中日との練習試合で今季初実戦、対外試合初先発した。

「やっぱまだまだと思うところが多かったですね。アウトが全てゴロアウトだったのは持ち味は出せたかな」と2回26球を投げ4安打1失点。初回の初球、先頭・ブライトに右翼席に被弾したがそれ以上、取り乱すことなく、淡々と投げ続けることができるのはさすがセ三冠投手の貫禄だ。

 この日は直球だけなくスライダー、カット、ツーシーム、シンカーと変化球も織り交ぜた。

 2回二死一塁で迎えた9番・龍空に対し、2球連続で高速クイックを駆使。投球開始から捕手のミットに収まるまで、初球の直球のタイムは0・74秒、続く2球目はシンカーで0・85秒。1・1秒前後が平均と言われるなかクイック投法でも格段に速く、そのなかでさらに緩急も織り交ぜる〝すごみ〟も見せた。「真っすぐタイミングで外すことができた」。そう振り返ったこの場面は、結果的に続く3球目が甘く入り痛打を喫したが、意図したことは順調に消化できた。

「狙う」と公言している3・31の開幕戦にむけ「どんどん、やることは分かってきた」。エースはさらに段階を踏んでいく。