阪神は首位攻防戦となった8日の巨人戦(東京ドーム)に4―1で快勝し、再び同率首位に浮上した。先発した才木浩人投手(27)は7回101球を投げ、5安打無失点、8奪三振の力投で今季6勝目(4敗)をマーク。チームも巨人戦で2024年7月30日から10連勝となり、宿敵にまたも土をつけた。

 立ち上がりは制球に苦しみ、2回以降も再三走者を背負った。それでも150キロ超の直球に鋭いフォークを織り交ぜ、勝負どころではギアを一段上げて得点を許さない。打線も森下の放った特大の21号先制ソロ、大山の適時打などで着実に加点し、力強く援護した。

 お立ち台では「毎回ピンチ背負ってすみませんでした」と苦笑いで〝謝罪〟しつつ、「ホームラン打ってくれましたし、追加点も取ってくれましたし頼りになるなと思います」と野手陣に感謝した。

 マウンドではチームを背負って腕を振る一方、ユニホームを脱げばゲーマーの顔ものぞかせる。登板間にはフォームを確認して次回登板に備えながら、空き時間はゲームで息抜き。バトルロイヤル形式のFPSゲーム「APEX(エーペックス)」ではかなりの腕前で、「今は夕方から夜の9時ぐらいだけど。P練(投手練習)終わって、午後2時から午前3時とかやってた時期もある(笑い)」と、かつて13時間ぶっ通しでプレーしたこともあった。

 しかも、ただ遊ぶだけではない。配信にも興味を示し、「今はPS5でやってるけど、ゲーミングPCも欲しいなと思ってるし。ほんとに機材全部そろえたらゲーム配信もやろうかなと」とニヤリ。西武・平良海馬投手(26)が自身のユーチューブチャンネルでゲーム配信を行うなど、球界でも〝配信者デビュー〟は珍しい話ではなくなりつつある。

 虎のGキラー右腕が新たな〝二刀流〟に挑む日も、そう遠くはないかもしれない。