世界反ドーピング機関(WADA)が21日、北京五輪でドーピング違反が発覚したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(16=ロシア)に対し、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)が過失はないと判断したことは誤りだとスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。これにロシアの名伯楽タチアナ・タラソワ氏が激怒した。

 WADAは4年間の資格停止処分を求めている。ロシアメディア「スポーツ」によると自国の才能のピンチに、タラソワ氏は怒り心頭。「カミラの4年間出場停止というWADAの要求はひどく不公平だ。もういつ終わるのか? フィギュアスケート界最高の少女が、いつまで毒を盛られ続けるのか? 彼らは彼女が最高だと知っていて、わざと溺れさせようとしている」と故意に足を引っ張っていると指摘。「誰もが今、カミラをサポートすべき。彼女は追い詰められているのです」と16歳へのサポートを要求した。

 ワリエワのドーピング問題が発覚したため、日本が銅メダルを獲得した北京五輪団体の表彰が中止となりメダルを手にできていないなど、今も影響が及んでいる。ワリエワ問題の決着がいつつくのか、世界が注目している。