昨年の北京五輪でドーピング問題が発覚したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(16=ロシア)を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)が見解を公表した。

 ロシア反ドーピング機関(RUSADA)は、ワリエワが禁止薬物「トリメタジジン」の陽性反応が出た2021年12月25日のロシア選手権の結果のみ失格とし、北京五輪については「過失はなかった」と制裁を科さない方針を明かしている。

 この判断に対し、世界反ドーピング機関(WADA)は「過失がないという認定に懸念を抱いており、必要に応じてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴する権利を行使する」と猛反発。さらに、ロシアメディア「sports.ru」によると、IOCもWADAの意向を支持したという。

 その上で「IOCは、RUSADAの決定を全面的に見直し、さらなる措置を検討するというWADAの発表を歓迎し、これ以上の不当な遅延なく迅速な審査の可能性を求めています。今回の件は、五輪外で実施された検査に関するものですが、北京五輪の団体戦や個人競技の結果に影響を与えるものであるため、IOCとしては、できるだけ早く審査されることを希望しています」との考えを示した。

 間もなく北京五輪から1年を迎える。果たしていつになったら問題は解決に向かうのだろうか。