北京五輪期間中にドーピング違反が発覚したロシアのカミラ・ワリエワ(16)のエキシビションナンバーが米で絶賛され、米スケーターらが反発している。

 ワリエワはネットフリックスで大人気のドラマシリーズ「ウェンズデー」の主人公ウェンズデー・アダムスをモチーフにした演技を披露。米「ビルボード」が「見事に再現した」と絶賛するなど米メディアで取り上げられ、ネット上でも話題になった。

 これに反応したのが、ライバルの米スケーターたちだ。元ペアの米国代表タイ・バビロニアさんは、ワリエワの演技を取り上げた米テレビ番組「Today」のアカウントに、「親愛なる皆さん、これを削除してください。これは私たちの五輪フィギュアスケートチームへの完全な侮辱です」とタグで「クリーンな選手ヘのサポートを」と付け、自国メディアに抗議した。

 また、平昌五輪団体銅メダリストの長洲未来も自身のSNSで「(ネットで流行する)バイラルダンスほど、未解決のドーピング問題を忘れさせるものはない」と、米メディアがワリエワの演技を報じる姿勢を批判。「私はこの投稿を支持する準備はできていない。ドーピング問題や戦争はどうなっているの?」と疑問を呈した。

 北京五輪ではワリエワのドーピング陽性が発覚し、団体の表彰式も行われなかった。問題はいまだに解決していないとあって、今後も物議をかもしそうだ。