3月開催の第5回WBCに向けた侍ジャパンの宮崎合宿を、米大リーグ・ドジャースが緊急視察している。お目当ては近い将来のメジャー移籍が注目されるオリックス・山本由由伸投手(24)、ヤクルト・村上宗隆内野手(23)、ロッテ・佐々木朗希投手(21)らと見られる。

 17日から3日間を視察したアンドリュー・フリードマン取締役編成本部長(46)、ジョン・ディーブル環太平洋スカウト部長(60)、ゲレン・カー編成部長ら4人のド軍編成幹部一行は、その目的について「イッツ・ノット・オープン(明かせない)」(フリードマン編成本部長)としながら「なかなか1つのチームにこれだけ才能にあふれる選手が集まることはない。そういう意味で敬意を込めて来た」などと今回の来日の目的に言及した。

 このディーブル、カーの両氏はMLB関係者の間では「ビッグネームハンター」の異名を取るほどで、日本人のスカウティングにおいては松坂大輔の高校時代からという大ベテラン。大谷翔平争奪戦の際はもちろん、2019年の大船渡・佐々木朗希フィーバーの現場にも姿を見せていた。

 そんなこともあり、その一方では、別なターゲットの存在もささやかれている。早実・清宮幸太郎(現日本ハム)の持つ高校通算本塁打記録更新が期待されるあの〝みちのくの怪童〟だ。

 他球団のメジャースカウトは「もう一人のターゲットは花巻東の佐々木麟太郎でしょう。ジョン・ディーブルはその父親である佐々木監督とは菊池雄星(2009年)、大谷翔平(12年)の面談ですでに顔なじみ。誰より佐々木監督自身が2人の教え子メジャーリーガーを高校から直にメジャーに送りたかった人。他人の子2人はダメだったけど、今回は自分の息子だからね。佐々木監督とホットラインのあるドジャースはもちろん、その〝ビッグネーム〟を欲しがっているハズ」。

 早くも名門球団にロックオンされている今秋のドラフト1位候補。日米を股にかけた争奪戦に発展しそうだ。