シドニー五輪柔道100キロ級金メダリストで元柔道日本代表監督の井上康生氏(44)が11日に、巨人の宮崎春季キャンプで講演を行った。
ついに再演が叶った。母校・東海大で原監督の後輩にあたる井上氏は、その縁から以前にも巨人の宮崎春季キャンプで講演を実施。レジェンドアスリートの金言には選手たちからの反響も大きく、球団側は再度の講演を願ったものの、世間がコロナ禍に突入したこともあり断念…。徐々にコロナ禍も明けてきたこともあり、今回は数年越しの講演会が実現する運びとなった。
そんな井上氏だが、約1時間の講演を終えると「どういう話をしたか覚えてないくらい緊張しました…」と苦笑い。それでも「やっぱり(巨人は)子供の時からのあこがれのチームであり、国民全体のあこがれの人たちであり、チーム。そんな方々に『俺が何を話せばいいのか』という感じだったんですけど、自分の経験という点においてすごく大きな時間をいただいたなと思います」と有意義な時間となったようだ。
チーム内には、岡本和に大城、大勢に戸郷と3月に行われるWBCの日本代表メンバーが在籍。講演では、世界を目指す上での3つの極意も伝授した。
「今も昔も変わりない部分は、自分自身、やっぱり大事にしていたのが『物事に対する熱い気持ち』というもの、熱意というものをどれだけ持てるか。ここにおいては、相当な腹のくくり方を持つ、いわば覚悟を持ってやるか。あとは大変な厳しい戦いの連続で、世の中が変動したりとか状況が変わっていく中でも考え抜いて生き残っていかなければいけない。その創意の部分。あとは何といっても人のつながりなのかなと。いろんな人たちの協力を得て、事をなせることなのかなと思うので、その3つ。『熱意』と『創意』と『誠意』」
世界の頂を取った男の金言――。選手それぞれ立場は違えど、プロアスリートとして戦う上で、大きな糧となりそうだ。













