3月開催の第5回WBCで野球日本代表・侍ジャパンと同じ1次ラウンドB組(東京ドーム)に入った中国、チェコには気になる選手がいる。
3月9日の1次ラウンド初戦で対戦する中国代表には、昨季までソフトバンクでプレーし、今季から社会人野球の日立製作所へ入った真砂勇介外野手(28)の出場が決まったことが話題となったが、韓国KBOリーグ初の中国人選手となり、前回の2017年大会に続いて今年も同国のWBC最終ロースターに入ったKYウィズのタフネス右腕・朱権投手(チュ・グォン=27)も警戒すべき選手の1人だ。
20年にはリーグ最多の31ホールドで初の個人タイトルも獲得。昨季は58試合に登板し、3勝3敗、15ホールド、1セーブ、防御率3・91だった。140キロ台後半の速球とチェンジアップを主武器とし「針の穴を通すような制球力」で打者を翻ろうする。同国代表に精通する球界関係者も「インハイ攻めも躊躇せず、打者にガンガン向かっていく気持ちの強さがストロングポイントだ。ロングリリーフも可能なユーティリティー的投手で使い勝手がいい。この朱権には日本も気をつけなければいけない」という。
大谷が所属するエンゼルスとマイナー契約を結んだばかりのアラン・チャン・カーター投手(25)も海外から中国代表入りした。シンガポール出身の中国系2世はクリーブランド・リー大学で抑えとして活躍。190センチの長身から繰り出される最速96・8マイル(約156キロ)の速球を軸に三振の山を築く本格派右腕だ。
3月11日のチェコ戦(東京ドーム)も気を引き締める必要性がある。カブスやアスレチックスなどMLBで11年間プレーしたエリック・ソガード内野手(36)がWBC同国代表入り。昨季は無所属でFAのままだが、メジャー通算打率2割4分6厘、26本塁打、187打点、46盗塁をマークしており侮れない大物であることは間違いない。
「ソガードと2011年にアスレチックスでチームメートだった松井秀喜氏も当時『勝負強く、才能の塊のような選手』と絶賛していたことがあった。本人としてもWBCをアピールチャンスととらえ、まだまだMLBで通用するところを見せるつもりだろうし、対戦する側としては非常に嫌な選手が加わった感がある」(侍ジャパン関係者)
やはり国際大会では何が起こるか分からない。格下相手との戦いでも油断禁物だ。











