勤勉で律義なナイスガイが日本での成功を誓った。節分の日となった3日、ソフトバンク宮崎春季キャンプでは外国人選手たちが日本文化に触れる目的で「豆まき」を行った。

 初挑戦となった昨季の米独立リーグ2冠王で新加入のコートニー・ホーキンス外野手(29)は「意味をしっかり説明してもらってからやりました。日本文化の一つであることは分かっていますし、自分はクリスチャンですが、同じような意味合いの行事というか信仰がある。また一つ、日本文化を学ぶことができました」と、貴重な体験をうれしそうに振り返った。

 身長190センチ、体重111キロの巨漢砲は物腰が柔らかく〝気は優しく力持ち〟を地で行く助っ人として、チーム内でも評判だ。メジャー経験はなく「本当に日本が大好きで、一日でも一年でも長く日本でプレーしたい」と、ジャパニーズドリームをつかみにやってきた。

 研究熱心な気質で「日本の野球をもっと勉強したいと思っています。時間の使い方だったり、練習一つにしても、今まで(米国で)やってきた練習、キャンプとは動きが違う。しっかり意味を理解して有意義な時間にしたい」と腕をぶす。

 今オフ大型補強を敢行したソフトバンクにあって、外国人枠争い、さらにポジション争いは実に激しい。チーム内競争に打ち勝って、球団の3年ぶりリーグ優勝に貢献すれば、来季以降の契約延長はおのずと見えてくるはずだ。上品に蓄えたヒゲはトレードマークだが「優勝して藤本監督が(同じくトレードマークの)ヒゲを剃られて『お前も剃るぞ』と指令があれば剃らせていただきます。もしくは王会長からそういう話をいただければ前向きに考えます」と、早くもボスに忠誠を誓う。

 来日1年目のシーズンを前に「自分であれば日本で成功すると信じて連れてきた人たちの期待に応えられる選手になれるよう、一日一日しっかり時間を使いながら調整していきたいです」と、どこまでもナイスガイなホーキンス。郷に入っては郷に従えの精神で、ジャパニーズドリームをつかんでみせる。