西武は春季キャンプ(2月6日~23日)のメンバー振り分けを27日に発表した。

 一軍・A班(宮崎・南郷)にはドラフト1位・蛭間、4位・青山、6位・児玉の新人3人がメンバー入り。また3年目・渡部健人内野手(24)と山村崇嘉内野手(20)、4年目・川野涼多内野手(21)、5年目・中熊大智捕手(26)、6年目・西川愛也外野手(23)の〝強化指定組〟がA班スタートとなった。

 一方で、22年目の栗山と中村、増田、金子らベテラン組と8年目の中堅・愛斗は二軍・B班(高知・春野)スタートとなった。

 松井稼頭央監督(47)は大学、社会人の新人3人について「まずはみんな見たい」とし、3ポジションすべてが空いている外野については「それだけシ烈な競争になると思うし、楽しみ。本人たちも重々感じているだろうし、その(競争する)姿をキャンプで見たいと思う」とA班に抜擢された蛭間、若林、鈴木将、西川、高木と新外国人のペイトンのバトルに期待を寄せた。

 すでに、その力を把握しているベテラン勢と愛斗をB班スタートとし、松井監督が二軍監督時代に手がけていた3年目~6年目の強化選手をA班に集めた今回の振り分け。森友哉という中軸打者の流出で世代交代、野手の底上げが急務となっている現状を現しているともいえる。

 通算454本塁打をマークする大打者・中村が8月に40歳を迎え、10年目の主砲・山川は今季中に国内FA権を獲得する。

 2020年ドラフトの1位で〝おかわり3世〟として入門してきた渡部も勝負の3年目。ここまで一軍成績は6試合(17打席)のみで、1年目のデビュー戦でソフトバンク・和田から出会いがしらの本塁打を打っただけ。昨年の一軍出場はなく、話題性にも欠いている。

 渡部をはじめ南郷に集められた指定強化組の現状把握と底上げが、まずは最初の仕事となる松井政権の船出だ。