マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(49)が18日にオリックスグループのインスタグラム公式アカウントの「悩める大人の相談ライブ『イチ問一答』」に登場し、リスナーのさまざまな悩みに答えた。

 イチロー氏は「うまくいかない時にどのようにモチベーションをあげているか」の質問に「困難なことが身に起きたら〝僕はまた試されている〟と思っていました。だからそこに向かっていけた。その時は思えないけど、後になって考えたらチャンスととらえることができる。そこを踏ん張ってほしい」とアドバイスし、2009年のWBCの韓国との決勝戦を例に出した。

 大不振に苦しみ続けたイチロー氏は、3―3の同点で迎えた延長10回、二死二、三塁から打席に立ち、中前に奇跡の決勝打を弾き返した。「最後の打席は泣きたくなるくらい大ピンチでした。でも最後にあの結果になったのは、それまで自分なりに困難と向き合ってきたから結果が出た、と信じてる。ずっと逃げっぱなしだったらつかめない。その場面もやってこない。待ってたら何も来ない。つかみに行かないといけない。乗り越えられるとしたら人の力じゃなく、自分なんです」と力説した。

 初めてのインスタライブながら1時間近く、約3000人のリスナーの前で実体験を交え、熱く丁寧に答えていった。「生きると言うことは悩むことなんですね。僕だって悩みますよ。感情出さないだけで。子供だって悩む。それとどうやって向き合うのか、逃げるのか、それによって将来が変わるような気がします」と締めくくった。