新日本プロレスのKOPW保持者・鷹木信悟(40)が、王者オカダ・カズチカ(35)とのIWGP世界ヘビー級選手権(2月11日、エディオンアリーナ大阪)でのダブルタイトル戦強行を示唆した。今月22日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会ではグレート―O―カーンとのKOPW争奪戦も決定。同タイトル提唱者でもあるオカダとの一戦に自らのベルトもかける覚悟だ。

 年始から大忙しだ。鷹木は大阪大会でのIWGP世界王座戦に加え、今月21日横浜大会ではノア・中嶋勝彦とのシングル戦、さらに翌22日の愛知大会ではオーカーンとのKOPW争奪戦が決定。プライベートとは対照的にいきなり〝モテ期〟が到来した。

「俺も40歳になって、もう一度自分の限界に挑戦したいという気持ちがあった。大変な試合が続くけど、これもプロレスの神様が与えてくれた試練。必ず乗り越えてみせるよ」と闘志を燃やす。

 業界最高峰のIWGP世界王座戦を前に対戦が決まった中嶋とオーカーンからは、そろって挑戦権の強奪を予告された。

 これに対し鷹木は「IWGP世界のベルトには思い入れがあるし、1年前に志半ばで終わってしまった悔しさもある。もちろん、その前に負けるわけにいかないのは分かってるし、中嶋勝彦やオーカーンに、もし負けるようなことがあれば挑戦を辞退することも考えなければいけなくなるだろうね」ときっぱり。必勝の十字架を背負った。

 その一方で、試練を乗り越えた先に見据えるものもある。5日大田区大会での挑戦表明時、オカダは自身が2020年7月に提唱したKOPWの戴冠経験がない事実に触れた上で「僕はこのIWGP世界ヘビー級の戦いにしか興味はありませんけど、鷹木信悟という相手にはかなり興味があるよ」と発言した。

 この言葉に、鷹木は憤りをあらわにする。「自分が興味ないものを提唱して会社に新設させたのか? 去年、俺がどれだけこのタイトルに振り回されたと思ってるんだよ! だったら嫌でも興味が湧くよう、こっちからベルトをかけてやってもいいんだぞ?」

 試合のルールをファン投票で決めるKOPWと、王道のIWGP世界王座ではタイトルの特色があまりに違うため、ダブルタイトル戦実現のハードルは高い。それでも鷹木からすれば、昨年のタイトル戦線で価値を高め、ベルトまで新調させたKOPWがIWGPと〝同格〟となれば、こんなに痛快なことはない。

「なんだかんだいっても、KOPWで俺も成長できたと思ってる。成長したのはオカダだけじゃないことを証明したいね」。腕をぶしたザ・ドラゴンが超過酷日程をクリアし、再び頂へと突き進む。