全日本プロレスのエース・宮原健斗(33)が、〝5冠王者〟に輝いた。

 2日の後楽園ホール大会では、大日本プロレス・野村卓矢(29)との世界最強タッグ決定リーグ戦覇者として、世界タッグ王者の諏訪魔&KONOに挑戦。王者組には極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」のTARU、ジュン&レイの斉藤ブラザーズがセコンドに就き、事実上2対5のハンディ戦を強いられた。

 和田京平名誉レフェリーの目を盗み介入を繰り返すVMに対し、なかなかチャンスがつかめなかった宮原だが、一瞬の隙を見逃さなかった。TARUのパウダー攻撃を諏訪魔に誤爆させるや、卓矢はKONOのジャイアントニーを自爆させ、スリーパーで捕獲。セコンド陣総出でVMの介入を阻止し、勝利を収めた。

 これで、この日行われた斉藤ブラザーズとの「次期挑戦者決定戦」を制した青柳優馬&野村直矢との初防衛戦が決定。すでに3冠ヘビー級王座を保持する宮原は、これで2本のベルトからなる世界タッグと合わせて〝5冠〟を達成した。

 3日の後楽園大会ではパートナーの卓矢と3冠王座をかけて激突する宮原は「世界タッグに3冠、すべてのベルトが俺の体にある。お前ら、それでいいのか?」とヘビー級勢に問いただすと、「俺らのドラマは明日でラストだ。男と男のプライドをかけて完全決着だ!」と卓矢に呼びかけた。

 昨年度の「プロレス大賞」殊勲賞を獲得した最高男が、新春の王道マットをけん引する。