DDT29日の東京ドームシティホール大会で、KO―D無差別級王者の樋口和貞(34)が上野勇希(27)の挑戦を退け5度目の防衛に成功した。

 現DDTユニバーサル王者にしてリーグ戦「D王GP」を制した最強挑戦者との頂上決戦。高い身体能力を生かした上野の猛攻に苦戦を強いられた。トぺ・コンヒーロ、スワンダイブ式ハリケーンラナといった華麗な空中技で制空権を奪われると、雪崩式のど輪落としも回転して着地されなかなかペースを奪えない。

 さらに25分過ぎにはローリングギロチン式エースクラッシャーを浴びた樋口だったが、WR(変型大外刈り)は阻止。強烈な払い腰で形勢逆転に成功する。最後はぶちかましからのブレーンクロースラムで激闘に終止符を打った。

 デビュー戦の相手を務めた後輩・上野と団体の頂上決戦を戦ったことに「感無量」の思いがあった。試合後は「上野、ありがとな。今日は俺の勝ち。一緒にこのDDTを支えた後輩、いや戦友。また戦おう」と再戦を熱望した。

 V6戦は来年1月29日後楽園大会で予定されている。次期挑戦者にはD王GP公式戦で30分フルタイムドローに終わった火野裕士が名乗り。「わしはな、DDTのベルトに正直興味はない。でもな樋口、お前の持つベルトやったら挑戦したってもええぞ」と呼びかけられた樋口は「自分も30分時間切れ引き分け、あの時の決着をつけたいと思ってました。火野裕士、勝負だ!」と迎撃を宣言していた。