【ティーガン・ノックス(SD)】度重なる負傷による長期欠場、さらには解雇という困難を乗り越えて11月からWWE女子最前線に復帰した苦労人がティーガン・ノックスだ。

 英国ウェールズ出身の28歳。5歳からプロレスに憧れながら女子サッカーで活躍。16歳からプロレスラーを目指し、地元の独立団体でトレーニングを積む。2014年に英国の「アタック!プロレスリング」でデビュー。その後は独立団体で地道にキャリアを重ねていった。

猛ダッシュで入場するティーガン(©2022WWE,Inc.AllRightsReserved.)
猛ダッシュで入場するティーガン(©2022WWE,Inc.AllRightsReserved.)

 17年1月にはスターダムにも来日し、同年4月にWWEと契約した。NXTでデビューを果たすも2度の左ヒザ負傷で、大きなチャンスは得られなかった。18年8月の女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック」では準々決勝まで進むも、リア・リプリーに敗れて左膝半月板、靱帯損傷、膝蓋骨脱臼の重傷を負って長期欠場を強いられる。

 しかし不屈の闘志で19年6月にNXTでカムバック。9月には英国に渡り、NXT・UKに参戦して当時の無敵王者ケイ・リー・レイ(現アルバ・ファイア)に挑むも惜敗した。再度、米国に戻りNXTを主戦場とするや、10月にはダコタ・カイと組んで当時のWWE女子タッグ王者カブキ・ウォリアーズ(アスカ、カイリ・セイン=現KAIRI)の王座に挑み大健闘を見せた。20年7月には当時のNXT女子王者・紫雷イオ(現イヨ・スカイ)に挑むもまたもや惜敗。さらには10月に3度目のヒザ負傷で長期欠場に追い込まれる。

 21年7月にはSDで復帰を果たし、ショッツィと組んでトップ戦線に再度食い込むも、今度は11月に解雇という試練を課せられる。退団後はどの団体にも出場しなかったが、今年12月2日にSDに電撃復帰。SDを席巻する「ダメージ・コントロール(DC)」の(ベイリー、イヨ、ダコタ)が元SD女子王者リブ・モーガンを襲撃していると救出に駆けつけ、大暴れを演じたのだ。現在はリブと結託してDCとの抗争に突入しており、13日にはイヨとダコタのWWE女子タッグ王座に挑むも惜敗。“美しき苦労人”の逆襲が始まる。