岡田彰布監督(65)率いる新生阪神は、悲願の18年ぶりとなるアレへ向け、戦力再編成の真っただ中。13日には新外国人投手のジェレミー・ビーズリー投手(27=前パイレーツ3A)の獲得を発表するなど、来季へ向けた準備を着々と進めている。

 チームの最大のストロングポイントであるピッチングスタッフは先発、中継ぎともに12球団屈指の陣容。この中に割って入ろうと12月の寒空の下、虎視眈々と牙を研いでいるのが昨年のドラフト会議で1位入団した森木大智投手(19)だ。ルーキーイヤーの今季は一軍戦2試合に先発出場し、0勝2敗、防御率6・23。「プロ野球の厳しさを知ることができた1年だった。岡田監督に代わったので、来季もどんどんアピールして、一軍の舞台で活躍できる投手になりたい」とプロ2年目の飛躍を誓っている。

 プロ初登板初先発となった8月28日の中日戦(バンテリン)では6回を投げ4安打3失点。味方打線の援護に恵まれず敗戦投手にこそなったが、ティーンエージャーらしからぬ堂々とした投げっぷりで大器の片鱗を見せつけた。

 この試合で女房役を務めたのは坂本誠志郎捕手(29)。「プロである以上、年齢うんぬんは関係ない。言いたいことをそれぞれが言わないとチームは機能しなくなる」とのポリシーに基づき、10歳年下の右腕の持ち味を引き出そうとしたとのことだが「(森木は)物怖じしないというか、思った以上に自分の言いたいことをズケズケ言ってくるタイプで…。逆に僕の方がビビってしまいましたよ。アイツ、人生何周目なんだろ…」とタジタジになってしまったと苦笑交じりに振り返る。

 先月末に行われたファン感では、超満員の虎党の前で白井球審のモノマネを連発するなど〝強キャラ〟ぶりも披露した19歳。毛むくじゃらの心臓を武器に、来季はセ界の強打者たちをねじ伏せたい。