プロ野球の現役ドラフトが9日に開催され、中日はDeNAから細川成也外野手(24)を獲得し、笠原祥太郎投手(27)はDeNAに指名されて移籍することが決まった。

 6年目の細川は2016年にドラフト5位で茨城・明秀学園日立高からDeNAに入団。高卒1年目だった17年10月3日の中日戦(横浜)で一軍デビューを果たすと、今回の現役ドラフトで〝入れ替わり〟となった笠原からプロ初打席初本塁打となる3ランを放った。翌4日にも決勝ソロを放ち、高卒新人では2リーグ制以降では初となる2試合連続本塁打を放ち、強烈なパンチ力をアピールした。しかし、通算では123試合に出場し打率2割1厘、6本塁打、19打点。今季も出場18試合で打率0割5分3厘、1本塁打、1打点と未完の大器の状態のままとなっている。

 中日の加藤宏幸球団代表は「立浪監督とは事前に相談をし、獲得は野手優先と考えていました。細川外野手はスカウトからパンチ力があって、何かのきっかけで十分、戦力になると報告を受けていました。笠原投手は心機一転した方が力を発揮できるという判断です。細川外野手、笠原投手とも新天地でのさらなる活躍を願っています」と説明した。
 
 一方の笠原は16年にドラフト4位で新潟医療福祉大から中日に入団。キレのある直球とチェンジアップのコンビネーションを武器に18年に自己最多の6勝をマークし、19年に開幕投手を務めた。しかし、不整脈などもあって20年は一軍登板なしで、21年も未勝利で苦しんだ。今季は3年ぶりに復活の白星を飾り、通算成績は54試合に登板し11勝13敗、防御率4・44。

 笠原は「指名していただけたということは光栄に思いますし、うれしく思っています。ベイスターズへ行って、心機一転! 頑張りたいと思います。ドラゴンズでは開幕投手をやらせていただくこともありましたし、ファンの皆さんにはずっと温かいご声援をいただき心から感謝します」と球団を通じてコメントした。