全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(33)が、〝背水の陣〟を敷いた。暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」は、大日本プロレス・野村卓矢(29)との越境タッグで優勝。相棒から3冠王座戦を要求された最高男が、今後について明かした。

 宮原と卓矢は優勝決定戦で石川修司、サイラス組と対戦。超巨漢2人を相手に息の合った連係技を繰り出し、最後は宮原がシャットダウンスープレックスホールドで石川を沈めた。

 リーグ戦序盤には連係技が誤爆に終わることもあったが、宮原は「リーグ戦を重ねるごとに息が合うようになっていきました」と振り返る。さらに「今まで一緒に食事をしたりもないですし、試合以外で会ったことがない。レスラーとしての顔しか興味がないですし、それが逆に緊張感があっていい」と、相棒との距離感が優勝の原動力になったという。

 来年1月2日の後楽園大会で、世界タッグ王者の諏訪魔&KONOに挑戦することが決定的に。今後のタッグ継続について問われると「ずっと彼と、というのは頭にないですね。世の中の風潮的に、固定のパートナーは別に求められていないというのを、肌感覚で感じる。タイトルには挑戦するけど、そのタイトルまでかも。それを取ったら、また続くかもしれないですね」と説明。卓矢とのコンビは、目標が達成できなかった時点で解散するとした。

 さらに卓矢が1月3日後楽園大会で宮原が持つ3冠ベルトに挑戦を表明した。これに対しては「僕に負けないようにポジション取りをしていたり、団体を背負ってきているんだろうな、というのは感じますね。彼のハングリー精神は見習う部分だなと思いますね」と評価し、早くも新春決戦へ目を向けた。