全日本プロレスのアジアタッグ王座戦線が新展開を迎えた。

 4WAYマッチで行われた同王座戦(7日、後楽園ホール)では王者の児玉裕輔&花畑正男に、大森隆男&井上雅央、ヨシタツ&TAJIRI、ブラックめんそーれ&ATMの3チームが挑戦。

 ATMが祝儀袋を渡してレフェリーを〝買収〟すると、TAJIRIのグリーンミストがヨシタツに誤爆。リング上はカオスとなった。それでも最後は大森のアックスボンバーが花畑正に決まり、井上が3カウントを奪取。ベテランコンビが第117代王者に輝いた。

 サプライズは試合後だ。入場曲とともにNOSAWA論外がリングイン。武藤敬司と同じ来年2月21日の東京ドーム大会で引退する論外は「最後に全日本プロレスで記念を残したい。記念といえばアジアタッグ。今日の試合を見たら自分の価値が下がるのでしたくないけど、挑戦、どうですか?」と申し出た。

 大森が「パートナーいるの?」と問いただすと、論外は「俺のパーナーは悪魔仮面、ケンドー・カシン。別にお前が持ってるベルトが欲しいわけじゃない。このアジアタッグの価値をもう一度上げるために挑戦してやるんだ」とまさかの男の名前を出し、リングを後にした。

 バックステージで論外は「天龍(源一郎)さんにボコボコにされ、鈴木みのると嫌な思いをして巻いたベルトが4WAYで争われているのが許せない」と訴えると、「カシンは連れてくるけど、後の責任は取らないから。本当に連れてくるのかって! 決定だよ。でも、連絡先を知らないんだ。あとは東スポにゆだねる!」と言い残し、控室に消えた。