デビュー30周年イヤーのDDT・秋山準(53)が新境地を切り開く。
4日の東京・後楽園ホール大会ではEXTREME級王者ジョーイ・ジャネラとの、キャリア初のTLCマッチ(テーブル、ラダー、イス公認)に臨む。「アメリカに行っている間にジャネラから指名を受けて、引くに引けなくなった」としつつも、「頭を殴られたら毛がないから血が出やすいんだよね。それで自分の血を見たらグアーって怒りが湧き上がってくるからさ、できれば自分は血を出さないようにしたい」と意気込んだ。
今回の挑戦を後押ししたのは、3年ぶりの海外遠征での出会いだ。11月に米AEW初出場を果たし、かねて秋山との対戦を熱望していたエディ・キングストンと対戦。チョップ合戦を繰り広げ会場を盛り上げた。
しかも試合後、エディから感謝の思いを打ち明けられたという。少年時代のエディはギャング団にいたが、当時の秋山が所属した全日本プロレスの中継がある日は集会に参加しなかった。くしくも中継日に、別のギャング団との抗争が勃発。エディの仲間数人が射殺されたという。
秋山は「エディが『プロレスを見ていなかったら、俺も撃たれて死んでたかもしれない。だからすごく感謝をしている』って泣きながら話しくれた」と明かし、「俺が知らないところで、そういう思いを持って見てくれている人もいることがうれしかった。この仕事をしていてよかったと海を越えて思いましたよ」と表情を引き締めた。
だからこそ、まだまだ歩みを止めるわけにはいかない。メモリアルイヤーを機に53歳のベテランが新たな挑戦を続ける。












