オールドファン注目のイベントが熊本で開催される。12月11日、「国際プロレストークバトル」と題しマイティ井上、高杉正彦、アポロ菅原の3人が熊本の「レストバー・スターライト」(熊本市電鉄通町筋駅から徒歩3分)でトークショーを行う。
国際プロレスは、今から55年前の1967年(昭和42年)1月5日、大阪府立体育会館で故アントニオ猪木さんの東京プロレスと合同興行で旗揚げ戦を行った。故ジャイアント馬場さん&猪木さんのBI砲が人気だった日本プロレスに対抗した唯一の団体だったが、スター選手の不在が響き興行は苦戦続き。そのため、当時としては画期的な様々なシステムを構築した。
外国人レスラーの欧州ルート開拓、メインに出場する日本人選手同士の対戦、移動式体育館、選手移動バスの導入等々。金網やチェーンなどのデスマッチを日本で初めて行ったのも国際プロレスだった。
イベントに出演する井上は74年10月7日、埼玉・越谷大会でスーパースター・ビリー・グラハムを破り団体の看板タイトルであるIWA世界ヘビー級王者にも就いている。
旗揚げから14年後の81年8月9日、北海道羅臼町大会が最後の興行となり団体は幕を閉じる。団体崩壊後、新日本プロレスとの対抗戦を模索した故吉原功代表だったが、選手は3派に分裂。新日本へは故ラッシャー木村さん、アニマル浜口、寺西勇の3人が参戦し、〝はぐれ国際軍団〟として猪木さんと敵対した。井上は菅原ら数人を引き連れ全日本プロレスへ入団。高杉は海外遠征を選択してメキシコへ渡り、後にウルトラセブンとして全日本にも出場した。
高杉は「湘南プロレス」を立ち上げ、いまだ現役選手としてリングに上がり今年の8月11日、神奈川・保土ヶ谷大会で「高杉正彦45周年&息子・高杉祐希10周年記念特別試合」を開催。国際プロレス出身で現役最年長レスラーの若松市政(将軍KYワカマツ)とタッグで対戦した。
現在、熊本で居酒屋を経営する菅原は「高杉さんから、『菅原の店でトークショーをやらないか』とお話を頂き、井上さんが出るんじゃ、自分の店では狭すぎると判断して広い会場を押さえました。」と経緯を明かし、「井上さんは今、宮崎の都城に住んでますが、今にも熊本に飛んできそうな勢いです。張り切ってますよ。若松さんもなんらかの形で絡んでくれるかもしれないですね。ぜひ皆さん、会場へお越しください」とメッセージを寄せた。
現在、伝説の国際プロレスを語れる選手、関係者は数えるほど。貴重なイベントになるのは間違いない。イベントチケットはワンドリンク付き5000円。問い合わせは菅原が経営する居酒屋「apolloキッチン」まで。












