全日本プロレスの大型ルーキー・安齊勇馬(23)が悲願の自力初勝利をつかんだ。

 暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」最終公式戦(7日、東京・後楽園ホール)で新日本プロレスの永田裕志(54)と組み、世界タッグ王者で極悪ユニット「ブードゥー・マーダーズ(VM)」に属する諏訪魔、KONO組と激突した。

 VMの奇襲によって試合がスタートすると、激しい場外乱闘を繰り広げた。その後、諏訪魔のイス攻撃で苦しめられ場外で倒れこんでしまった安齊だが、永田の鼓舞によりリングに戻るとチョップで食らいついた。

 それでも極悪軍の猛攻は止まらず、諏訪魔の雪崩式ブレーンバスターで窮地を迎えたが、再び立ち上がり、ダブルアームスープレックスをお見舞い。そして諏訪魔のイス攻撃をKONOに誤爆させると、鮮やかなジャーマンスープレックスホールドを炸裂させ諏訪魔から勝利をもぎ取った。

 試合後、永田に抱きしめられた安齊は「優勝はできなかったけど、自分の中では優勝と同じくらいうれしい1勝です。リーグ戦の全てを糧に、もっともっと上を目指します」と笑顔を見せた。

 一方の永田は「(安齊が)最終戦に燃えていたので、やってくれると期待して結構任せたところがあった。タッグチャンピオンを誰の助けもなく完全フォールした。これは大きな自信になる」と安齊を見つめた。

 さらに「これからよりきつい攻撃がくるだろうけど、彼ならそれを全部吸収して大きくなってくれるかな」とし、「リーグ戦の優勝戦線に行けなかったのは残念だけど、彼の成長を感じられて有意義なリーグ戦でした。ありがとう!」とパートナーをたたえた。