全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(33)と大日本プロレス・野村卓矢(29)の越境タッグが暮れの祭典を制した。

 7日の後楽園ホール大会で「世界最強タッグ決定リーグ戦」最終公式戦が行われ、2人は斉藤レイ、斉藤ジュン組を下し勝ち点を8に伸ばした。これでこの日公式戦のなかった石川修司&サイラスと勝ち点で並び、同日の優勝決定戦で激突した。
 
 試合は緊張感が張り詰める中でスタート。序盤に宮原が2人の猛攻を浴びた。そこで奮起した野村が195センチ、130キロの石川に蹴りを連発。エルボー合戦に持ち込み一歩も引かなかった。

 さらに宮原と卓矢は198センチ、164キロの超巨漢・サイラスを抱えてブレーンバスターを決め、一気に優勢に持ち込んだ。

 だが、石川とサイラスの連係に惑わされ、宮原がサイラスのキャノンボールを食らい窮地に陥る場面も。それでも試合時間が20分経過したところで2人はブラックアウトとランニングローキックのサンドイッチ攻撃を石川に2連続で浴びせて逆襲。最後は宮原がシャットダウンスープレックスホールドで石川から3カウントを奪った。

 試合後、疲労困ぱいの宮原は「優勝したぞー!」と絶叫し「優勝したということはどうしたらいいんだ? 卓矢、行っとくか? 世界タッグ」と1月2日後楽園大会で諏訪魔&KONOが持つ世界タッグ王座への挑戦を表明した。
 
 同調した野村であったが、突然宮原にビンタを放ち「俺たちは優勝したよ。世界タッグのベルトだって必ず取ってやるよ。ただな、ちょっと待て。俺の一番の目的はあんたが持っている3冠のベルトだ」とタッグパートナーへの挑戦を表明。

 宮原は驚いた表情で「これはありなのか? わかった。じゃあ、3冠は1月3日に受けようじゃないか」と承諾しつつ「その代わりな、てめえが所属する団体を背負って俺に挑戦してこい。このぬるい仲良しこよしは今日で終わりだ」と宣戦布告した。

 これで来年1月2日、3日の後楽園大会での世界タッグ王座戦と3冠ヘビー級王座戦が決定的に。リーグ戦を制した2人の今後の展開に注目が集まる。