【レイシー・エバンス(SD)】 元海兵隊軍人にして1980年代の古き良き時代の南部女性、果ては“狂乱の貴公子”リック・フレアーの愛人まで、様々なキャラを演じて個性を発揮しているのがレイシー・エバンスだ。
ジョージア州出身の32歳。19歳で海兵隊に入隊して特別チームに5年間勤務。退役後はプロレスラーを目指し、2014年から2年間、ジョージア州の独立団体でキャリアを積んだ。16年4月にWWEと契約。NXTに参戦すると、18年12月に同女子王者決定4WAY戦に出場するなど頭角を現していった。
19年1月からはロウとSDに出場し、異例のプロモーションを展開される。同年4月のドラフトでロウに正式昇格。独特の古き良き時代の南部女性のようなクラシカルなコスチュームで、試合中にハンカチで顔面をふいたりして注目を集める。ただ実力は本物でウィメンズ・ライト(右ストレート)を武器に一気にトップ戦線に食い込んだ。
昇格直後から“ザ・マン”ことベッキー・リンチとの抗争に突入。5月にはベッキーのロウ女子王座に挑戦するも惜敗。7月「エクストリーム・ルールズ」ではバロン・コービンと組んで、ユニバーサル王者セス・ロリンズ、ロウ女子王者ベッキーと超異色の「勝者総取りミックスドマッチ」に臨むもベッキーに3カウントを奪われた。
10月にはSDに移籍し、10月31日サウジアラビア「クラウン・ジュエル」でナタリアとサウジ初の女子プロレスの試合を行い、世界的な話題を呼んだ。敗れたもののレイシーは感極まって号泣した。
その後は20年10月にロウに移籍。何と“女王様”シャーロット・フレアーの父親フレアーの“愛人”となり、シャーロットとの抗争に突入。21年2月には妊娠を告白。自分が父親とカン違いしたフレアーは狂喜乱舞、女王様は絶望の底に叩き込まれた。
しかしその後、父親は私生活の夫(当たり前だ)であることが判明。産休のため1年以上の長期欠場に入る。21年10月に出産を終えると今年4月に復帰。現在もWWEに欠かせないキャラとして活躍を続けている。












