【ザイア・リー(SD)】 WWE史上初の中国人女性レスラーとして活躍するのが、ザイア・リーだ。
中国・四川省重慶出身の34歳。幼少時からプロレスに憧れ、カンフーやムエタイ、ボディービルなどで体を鍛え続けた。2017年1月に上海で行われたトライアウトを受けて合格。WWEと契約する。
17年7月(実質的デビュー戦)と18年8月には女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック」に出場。19年からNXTを主戦場として本格参戦を果たす。19年1月と20年1月には「ロイヤルランブル(RR)」女子RR戦の大舞台も経験した。
重慶の“唐辛子女子”のイメージを前面に押し出し、舞台女優のように「アイム・スパイシー!」の決めゼリフを叫び、次第に存在感を増していく。20年になるとNXTでラケル・ゴンザレス(現ロドリゲス)、ダコタ・カイ、アリーヤらのトップ勢との戦いも増えていった。
21年2月にはケイシー・カタンザーロ、3月にはケイデン・カーターらの強豪をシングル戦で撃破して成長を証明。同年7月には中国人女子初の王者を目指し、当時のNXT女子王者ラケルに初挑戦するも、試合中の負傷も重なって惜敗した。
そして21年12月にはドラフトで待望のSD昇格を果たす。22年2月には超ベテランのナタリアを撃破する殊勲の星を挙げ、一気にトップ勢に食い込むと、レイシー・エバンスらと好試合を見せた。
8月にはショッツィと組んで空位のWWE女子タッグ王座決定トーナメントに参加したが、惜しくも敗退。9月には「エクストリーム・ルールズ」(10月)でのSD女子王者リブ・モーガンへの挑戦権をかけた5WAYイリミネーションマッチに大抜てきを受ける。試合は“地球上で最も危険な女”ことロンダ・ラウジーが勝利して、王座戦でもベルトを奪還したが、はるばる中国から単身渡米した時に比べれば、夢のベルトは射程圏内に入ってきた。“チャイニーズ・ドリーム”を実現させるまでザイアの挑戦は続く。












