やれば、変わるんよ。21日に秋季キャンプを打ち上げる岡田阪神で、今キャンプの課題でもあった守備力強化にさっそく〝成果〟が表れた。

 守備コーチ2人が各ポジションに打球を放ち、平田ヘッドがストップウオッチでタイムを計り「併殺完成」か否かを判断する20日のメニュー。打球の勢いなど、複合的な要素が絡むとはいえ、一般的には「4秒」を切れば「ほとんど(一塁も)アウトよ。本当にバット振ってな。一塁までの距離タイムを考えたら」と岡田監督も話す、内野陣の〝完成度〟を測るメニューで好タイムを連発した。

 実際に平田コーチが発したタイムについて指揮官は「結構、ごまかしている。適当に言って、おかしいときある(笑い)」と、何球か〝盛った〟ことも見逃さなかったが、実際にネット裏から記者もストップウオッチで計測したところ、平田ヘッドの好タイム連呼は、あながち大げさではなかった。

 全38球のうち記者の手時計でも約半分の17球で4・0秒台以下を計測。最初の打球処理にあたった選手が〝ポロリ〟とやって、計測不能になった打球も数球含まれていることも考えれば「4―6―3」での3・72を筆頭にかなりの精度だ。岡田監督も「速いなぁ。そりゃ速なってるよ、お~ん」と満足げだ。

 内野陣強化は監督就任直後から最も力を入れた部分。5年連続リーグワーストの失策数の減少、中でも送球ミスの割合が多かったことを踏まえれば、課題克服への期待は大いに膨らむ。15年ぶりに虎の指揮にあたる知将は秋の鍛錬で〝改革〟の成果を目に見える形で早速示した。