日本ハムからドラフト1位指名を受けた矢沢宏太投手(22=日体大)が神奈川県内のホテルで16日に仮契約を結び、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円(推定)で合意した。
俊足巧打の外野手でありながら150キロ超の直球を投じる投手でもある二刀流は、会見で「ここからが勝負と言うか、野球人生の中ですごく大事な部分になってくる。より一層野球に向き合っていきたい」と力強く宣言。プロ1年目の目標を新人王に掲げ「その過程で(投打の)具体的な数字を見つけていきたい」と1年目からの活躍を誓った。
すでに大学では日本代表を経験するなど十分な実績を持つ矢沢だが、いくら万能選手でもプロ入り直後からチームの主力としてフル稼働というのは至難の業。しかも二刀流ともなればハードルは高くなるが…。そこで注目されるのが矢沢の「起用法」だ。
現時点で首脳陣は1月から始まる新人合同自主トレや2月の春季キャンプでのブルペン投球、外野守備、打撃などを見ながら本人の適性を見極める方針。そのうえで投打の起用法を試していく予定だが、チームの希望としては「まず外野手の一角を実力で奪ってもらい、その後に本格的に投手起用を増やしていくのがベスト」(球団関係者)という。
ただ、日本ハムの外野2枠は今季首位打者に輝いた松本剛とチーム一の俊足・五十幡が有力。残る1枠を今オフ阪神からトレード移籍してきた江越や外野のレギュラー格に成長した今川、浅間、万波らが争っており、投手の先発枠も上沢、伊藤、加藤、ポンセら頭数は揃っている。となれば、まずは外野手として切磋琢磨しながら「手薄」となる中継ぎでの登板機会を模索。これが本人にもチームにも最適な起用法になる可能性が高い。
矢沢の二刀流1年目は「中継ぎ兼務」が最重要課題となりそうだ。












