今季、米大リーグ・レンジャーズ傘下でコーチ武者修行を行った倉野信次氏(48)が12日、古巣・ソフトバンクで夜間講義を行うために宮崎キャンプ地を訪問。海外FA権を行使してメジャーに挑戦する千賀滉大投手にエールを送った。

 倉野氏は昨季までソフトバンクの一~三軍の投手コーチを歴任し、ファンから「魔改造」と称された手腕で速球投手を育て上げてきた。その代表格でもあるのが千賀だ。

 2011年、三軍投手コーチとして育成ドラフト4巡目で入団してきた千賀を指導した。以降もその成長を支え、才能を開花させた。

「感慨深いものがありますよ。育成の三軍ができて1期生が千賀たちで、しかも投手の中では一番下の順位(育成4位)で入って。それがこうやってメジャーリーガーになろうとしている。いわば僕は奇跡、ミラクルだと思っている。そのミラクルを起こしたのは彼の努力だと思う」

 大きな成長を遂げて次のステージへ進もうとしている右腕に向けて「まだ(移籍先の球団が)決まってないので明確なコメントは出せないが、自分の夢とか目標があると思うし、そこに向かって突き進んで行ってほしい。1歩踏み出すことは勇気のいることだと思う。向こう(移籍先球団)が決まったら心から応援したいと思います」と暖かいまなざしを送った。