巨人・菅野智之投手(33)が8日までに海外FA権を行使せず、残留する意思を固めた。

 来季に向けたチーム編成の上で、大きな懸案が解消された。それは菅野がすでに保有している海外FA権を行使するかどうかだった。これまでにも2020年オフにポスティングシステムを利用し、夢だったメジャー移籍を試みたが、最終的には残留を決断。続く昨オフには取得した海外FA権を行使しなかったものの「もちろん(メジャーを)あきらめたわけではない」と〝再挑戦〟に含みを持たせ「いったん封印して目の前の試合に集中する」と今季のペナントレースに臨んできた。

 前半戦は故障や不調で成績を伸ばせなかったが、2年ぶりに10勝に到達。シーズンを終えて一度はフタをした夢をどうするのかについて、これまで公にすることはなかったものの、球団を通じて来季に向けた決意を示した。

「もちろん、来季もジャイアンツの一員としてセ・リーグ優勝、日本一を勝ち取ることしか考えていません。チーム、個人ともにもっと高みを目指して進んでいきたいです」

 来季は34歳を迎えるシーズンで、巨人ひと筋11年目となる。今季は屈辱のBクラス。通算117勝右腕がV奪回と自身の復権をかけて腕を振る。