来季の飛躍につながるか。巨人は4日の秋季キャンプで第1クールを終了した。
原辰徳監督(64)が思わず体をのけ反らせた。ブルペンの視察に訪れた際、指揮官はおもむろに右打席に立ってノックバットを構えた。すると、そのうちの1球が自身の胸元をえぐるように投げ込まれてきたのだ。マウンドで腕を振っていたのは、1年目の今季を一軍登板なしで終えたドラフト2位・山田龍聖投手(22)だった。
もちろん、原監督にぶつけてしまっては一大事となる。山田は「ジャイアンツに入ってから一番緊張しました」と笑ったが、手元が狂って内角にいったわけではなかった。「アピールする場がなかったので、チャンスだと思って投げました。自分の持ち味は真っすぐなので、いかにインコースに投げられるか試しました」と明確な意思を持って投げたのだという。
左腕の覚悟は指揮官にも伝わっていた。「僕にあれぐらいのボールを放れるんだから、相手打者にもね」と笑顔を浮かべ「体力、心意気、マインドというものは、とてもいいと思います」と満足げだ。
山田に限らず一人でも多くの若手が台頭すれば、それだけチームの強化につながる。原監督も「この中から1人でも2人でも戦力が加わってくれるとすごく大きい」と心待ちにしている。












