レジェンドがマウンドで躍動した。エキシビションマッチ「高校野球女子選抜vsイチロー選抜KOBE CHIBEN」が3日に東京ドームで行われ「9番・投手」で先発したイチロー氏(49=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が9回2安打1失点で完投。131球の力投で14奪三振をマークし、7―1で勝利した試合後のインタビューでは自らの完投を「ボロボロです」と振り返って場内を笑わせた。
そして「この試みは僕自身もアスリートとしての限界を見られるいいチャンスなんで、今日もボロボロになるまでやろうと思いました。これは現役のプロ野球選手は絶対できないことなので。毎日限界を迎えたいと思いつつも、なかなかできることではない。今日は今日の限界を見たような気がしてすごく気持ちがよかった」と続けると、万雷の拍手を浴びた。
高校女子野球選抜とは昨年12月に続いて2度目の対戦。この時も先発マウンドに立って9回147球、4安打無失点17奪三振と圧倒した。女子高校生を相手に一見、オトナ気ない〝ガチ勝負〟を行い、容赦のない全力投球を見せるのは確固たる理由がある。
イチロー氏は「(この試合が)高校3年生の女子高生たちの大きなモチベーションになったらいいなと。僕がピッチャーで130キロぐらいというと、女子だとなかなか130キロは投げられないと思うんですよね。でもそのいいバランスで、このゲームができるんじゃないかなと」とも述べ、今回で2度目となったエキシビションマッチ開催を今後も継続させていくことで日本国内における女子野球の振興と発展に尽力していく方向性を明かした。
一方、イチロー選抜チームの新戦力として「4番・遊撃」で先発出場した松坂大輔氏(42=元レッドソックス、西武など)は4打数3安打1打点。3回には一死一塁で出塁していた際に次打者の右飛でアウトカウントを間違えて塁を飛び出し、イチロー氏に「こらっ」と尻を叩かれ、苦笑いする場面もあった。イチロー氏も「今日は松坂選手が加わっていただいて、さらに女子高生たちが新たにこういうステージがあるというのはとても意義がある」と満足げにコメント。〝野球伝道師〟となったイチロー氏の今後の展開が楽しみだ。











