新日本プロレス26日の後楽園ホール大会で、「ユナイテッド・エンパイア」のグレート―O―カーンとグレート・ムタの最終闘争が勃発した。実に3年半ぶりに新日本マットに電撃登場したムタの毒霧を浴びて、帝国と魔界の抗争が再燃。ハナ肇の銅像のように顔面を緑色に染められたオーカーンは本紙の独占直撃に応じ、11月20日での激突が決定的となった有明アリーナをムタの「墓場」に指定した。
この日の大会でオーカーンは矢野通と「NJPW WORLD認定TV王座初代王者決定トーナメント」1回戦で激突した。しかし必殺のエリミネーターの体勢に入ったところで、場内が暗転する。騒然とする会場で再び照明が点灯すると、リングサイドにムタが電撃登場した。
オーカーンとムタは9月3日ノア大阪大会でタッグを結成したが、一夜で同盟が決裂していた。怨敵の姿に激しく動揺したオーカーンはムタの毒霧を浴びて悶絶。矢野に丸め込まれてトーナメント敗退となった。
2019年4月以来約3年半ぶりの古巣マット登場となったムタは、14年1月4日東京ドーム大会でタッグを結成したかつての相棒・矢野とともにバックステージに現れ「ファッキン、オーカーン! アイ・ビート・ヒム、アリアケアリーナ。ヒー・イズ・マイパートナー。オカダ・イズ・マイパートナー、トゥー!」と豪語。何とオカダ・カズチカとの共闘まで宣言し、新日本とスターダムの合同興行として行われる有明大会でオーカーン属する連合帝国との6人タッグ戦を予告した。
しかし、怒りが収まらないのは試合をぶち壊されたオーカーンだ。大会後に取材に応じると「ああ…? 裏切って、闇討ちして、今度は仲間を引き連れてくるじゃと? ずいぶん臆病者になっちまったようじゃな。それで紙面飾って何がしたいんだ、コラ。ケツの穴に手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろかい」と、藤田まことばりにムタを脅迫した。
代理人の武藤敬司が来年2月21日東京ドーム大会で引退することに伴い、ムタも来年1月22日横浜アリーナ大会でラストマッチを控えている。しかしオーカーンは来年を待たずして、ムタの完全処刑を誓う。
「帝国と魔界、存亡をかけて全面戦争してやるよ。矢野とオカダだけでいいのか? なんなら内藤(哲也)、棚橋(弘至)、ジェイ・ホワイトあたりにも頭を下げたほうがいいんじゃないか? 総力あげて余を潰しに来てもいいんだぞ。その代わりムタ、テメエを本当の意味で殺してやるよ。有明をテメエの墓場にしてやる」と宣戦布告した。
「新日本に来て2年しかたっていないのにもかかわらず余が書籍『帝国書記官のおしごと』を出版するから嫉妬してんのか? この〝令和のミスタープロレス〟に目をつけたのは良い着眼点だが、敗因はたった一つのミスで決まった。てめーは余を怒らせた。ムタムタムタムタムタムタムタムタムタムタムタムタァ!!」
猛ラッシュのオーカーンだったが、最後にトーナメント敗退の話題になると態度が急変。突然泣きわめき、駄々をこねたかと思えば「ごめん、ごめんよ…勝てなくてごめん」と、ポツリつぶやいた。
一体誰に向けての言葉なのか不明ではあるものの、ベルト取りへ人知れず決意を秘めていたことは間違いない。その舞台を台無しにされた怒りは、全てムタに向けられることになりそうだ。













