オリックス・中嶋監督が日本シリーズでのヤクルト撃破に向けて「楽しみながらのチャレンジ」を掲げた。決戦を翌日に控えた21日は神宮球場で全体練習。投手陣も打撃練習に取り組み、笑い声が出るなどリラックスムードでメニューをこなした。
いつも通りのオリックスの空気の中、中嶋監督は「楽しみの方が多い。やり返したい気持ちはあるけど、みんな元気に楽しくぶつかってくれたらいい結果になるんじゃないか。期待してます」と目を輝かせた。
大事な初戦はエース・山本に託し「普段通りの投球をしてくれたらと思う」と信頼は揺らぎなく、経験の少ないリリーフ陣には「意外と普段通りにやれそうな気もする。もっと思い切ってやれそうな気もする」とニヤリ。大舞台でもシーズンと変わらぬ躍動を信じている。
これこそオリックスの強み。1995年、96年の日本シリーズを経験したOBの1人は「あのころ日本シリーズで楽しむことなんかできなかった。1試合しか行われていないし、日本中が注目している。若いと緊張でガチガチになるし、ふだん通りのパフォーマンスをするのは難しかった」と振り返った。
そのうえで現在のオリックスの雰囲気について「2年続けて最後の最後まで痺れるようなギリギリの戦いをやってきた。なのに選手は伸び伸びと明るく、緊張しているようには見えなかった。CSの短期決戦だってそう。日本シリーズも同じようにやることが大事。それを首脳陣が分かっているからチームの持ち味をキープするため、監督がそういう言い方をしたんじゃないか」と見ている。
ナインからは「ポストシーズンもいつもと同じっすよ」との声も聞かれる。〝ヨソ行き〟にならず、これまでの勢いで頂点まで駆け上がる。












