エースナンバーを目指して――。20日に行われたドラフト会議で日本ハムの単独1位指名を受けた矢沢宏太投手(22=日体大)が、神奈川県内にある日体大キャンパスで喜びを爆発させた。

 首都大学野球では外野手、投手、指名打者で計3回のベストナインを受賞。投打の活躍でチームをけん引した姿を日本ハムから高く評価され、11日のスカウト会議後には早々に1位指名を公表されていた。

 描かれた未来図は、大谷以来となる二刀流選手の誕生だ。矢沢自身も「自分の場合はどういう起用になるかがすごく大事になる。まずはそこをしっかり話して、目標を立ててやっていければ」と既に投打での活躍に向けて意気込みは十分。新庄監督も「もっと二刀流、三刀流、四刀流ってあるかもしれないので、そこを見極めたい。(単独指名が決まり)さらに面白いプロ野球をやりたいなっていうのは思いましたね」と胸を躍らせた。

 そんな大器が狙うもう一つの夢は、これまで慣れ親しんだ背番号「1」だ。現在同番号は新庄監督が背負っているが、矢沢は「狙いたいです」とニヤリ。大きな野望を明かしたが、この決意表明受けて新庄監督も「そしたら、『1』あげたいね…」とたまらず笑顔。ただ「ファイターズの選手で『1』をつけたい選手は結構多いので『活躍したら1番をあげる』っていう約束をしているので、まずは自分でポジションをつかんで、来年もし活躍したとしたら渡します」と条件付きでエースナンバーの譲渡を約束した。

 ドラフト会議直後から既に高まっている大型選手への期待。二刀流、そして背番号「1」の獲得に向けて、まずは大きな一歩を踏み出した。