ドジャースの大谷翔平投手(31)は6日(日本時間7日)に敵地ヒューストンでのアストロズ戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数2安打1打点、2得点、1盗塁だった。打率2割4分8厘。チームは3連戦を2勝1敗で勝ち越した。

 メジャー移籍後ワーストのトンネルを抜けたのは1―1の3回無死一塁の2打席目だった。右腕マクラーズのカウント2―2からの5球目、外角の82・4マイル(約132・6キロ)のバックドアのスイーパーをバットの先で捉えて振り切った。痛烈なライナーは一塁手の左を抜けて右翼線二塁打となった。二塁塁上ではベンチに向けて左足を蹴り上げる新パフォーマンスも披露した。

 初回先頭は空振り三振に倒れており、26打席ぶりの安打だ。続くフリーマンの3球目が暴投となり、三走が生還して勝ち越し。さらに4球目も暴投となり、大谷は3点目のホームを踏んだ。

 4回二死無走者は2番手の右腕アレクサンダーのボールを見極めて四球で出塁。続くフリーマンの2球目に今季5個目となる二盗に成功した。フリーマンの左翼線適時二塁打で生還した。

 9―1の5回二死一、三塁はカウント3―1からの5球目、内角低めの85・1マイル(約137キロ)のカットボールを引っ張らずに逆方向へ。低弾道のライナーは左前に抜ける適時打となった。

 11―1の7回無死一塁は1ストライクからの2球目、外角低めの91・6マイル(約147・4キロ)のフォーシームを引っ張り二ゴロだった。

 開幕から投打二刀流はエンゼルス時代の2023年以来、ドジャース移籍後初だ。米メディアでは二刀流が打撃不振の原因との指摘もあるが、5日(同6日)の試合後、「一番は(バットの)軌道。いい軌道に入っていれば打つべくして打てる」と否定した。当然、20代と30代では体が変化している。疲労度も違うだろう。そんな現状をドジャース専門メディア「ドジャース・ウェイ」はこう分析している。

「大谷がシーズンを通して両方の役割を果たすのは何年ぶりのことだ。単に彼は本来の調子を取り戻す必要があるのかもしれない。しかし、ドジャースの一員として初めて彼は人間らしい姿を見せ始めている」

 今季、登板翌日に打者で出場して3試合目で初安打、そしてマルチ安打もマークした。“ユニコーン”復活のきっかけにしたいところだ。