雨の神宮に〝村神様〟が降臨した。ヤクルトは13日、CSファイナルステージ第2戦(神宮)で阪神に5―3と勝利。連勝で日本シリーズ進出に王手をかけた。
1点を追う3回二死一塁。4番・村上宗隆内野手(22)が本拠地のムードを〝CS1号アーチ〟でガラリと変えた。フルカウントから相手先発・藤浪の投じた外角低めの直球をとらえ、会心のひと振り。降りしきる雨を切り裂くようにグングンと逆方向へ伸びた打球は鮮やかな弧を描きながら左翼席へと吸い込まれた。
値千金の逆転2ラン。打球の行方を確認した背番号55は一塁側の自軍ベンチに向かって雄たけびを上げ、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。ベンチ前でチームメートと歓喜のハイタッチを交わすと再びポーズを交えて咆哮し、士気を高めた。
主砲の一撃で一気に流れを手繰り寄せた。続く4回も長岡が2番手・西純から右翼席へソロ、さらに5回にはオスナが2試合連続となる2ランを放って突き放しに成功した。
試合後のヒーローインタビューに登壇した村上は開口一番「今日は勝ったんで、それが一番うれしいです」とコメント。2ランについては「その前(3回表)の守備もすごく短く終わってくれて、あの(3)回は攻撃できたので何とか点が入るだろうと思って見ていたので、ここで打つしかないなと気持ちで打った。『いったなあ』という感じです」と振り返った。
そして燕の主砲は「とにかく、この短期決戦は勝てればいいということで、状態がいい人も悪い人も勝ちに向かって頑張っている。チーム一丸頑張ります!」と力強く言い切り、スタンドで雨具を身にまとった大勢のファンから万雷の拍手を浴びていた。












