中日は12日、小笠原慎之介投手(25)が今季行ったチャリティー企画「THE PROJECT’11’~世界に野球を届けよう~」の贈呈式を14日にナゴヤ球場に隣接する屋内練習場で行うと発表した。

 西アフリカのブルキナファソ大使館(駐日)の一等参事官を招き、小笠原が購入した寄贈品や一般の方・収益などで購入した集まった約1200点の野球用具を贈呈する。

 小笠原は球団を通じて以下のコメントを発表した。

 今回の取り組みを通じて、以前から関心のあった「野球を通じた国際交流」を実現できたことを大変うれしく思います。チャリティーオークションにご参加いただいた方々はもちろんのこと、無償で野球用具を寄贈していただいた方々の温かいお気持ちは今シーズンの僕のプレーにも大きなエールとなり、感謝の気持ちでいっぱいです。

 また、この活動を通じて、世界的なテーマである〝SDGs〟の大切さにも関心を持つことができました。スポーツもあらゆる多様性を持ち、世界中の人が参加できる普遍的・友好的・平和的な魅力あふれる財産だと思います。

 特に「野球」は仲間と取り組めるすばらしいチーム・スポーツでありながら、必要な用具の種類が他の競技よりも多いことなどハードルもあり、やりたくてもやれない人たちがまだまだ世界にはたくさんいるんだなということを痛感する一方で、改めて自分自身が野球をプレーできることに感謝の気持ちが込み上げてきます。

 ブルキナファソの皆さまには、今回の寄贈品を現地へお届けし、一人でも多くの方に野球を楽しんでいただけることを心から祈念しつつ、今後も自分にできることを考えていき、自分自身も成長できるよう頑張っていきたいと思います。