中日・小笠原慎之介投手(24)が〝全集中〟でキャリアハイの白星をゲットした。

 24日の巨人戦(バンテリン)に先発し、7回4安打1失点の好投で自己最多の9勝目をマーク。カーブの切れ味が抜群で、強力G打線から毎回の10三振を奪った。「(相手先発の)戸郷投手も良い投手ですし、巨人も隙のない打線なので、今日は全集中で頑張りました」ときっぱり。

 スタンドに3万5180人が詰めかけた大観衆を前に、お立ち台では「これだけファンの皆さんが来てくれたので、何としても絶対に勝たなきゃという気持ちで投げた。本当に感無量です」と感謝した。

 試合後、立浪監督は「立ち上がりからボールも走っていたし、今日は特にカーブが非常に相手打者が打ちにくそうに、こっちからは見えていた。7回のピンチもそのカーブで三振を取ったあたりは成長を感じる」と目を細めた。

 1点リードの7回二死二、三塁の大ピンチでは代打・増田陸をカーブで空振り三振に仕留め、雄たけびを上げる気迫を見せた。7年目左腕は「あの場面はとにかく抑えるのに必死で、いつも助けてもらってばかりなので、今回は自分が絶対に助けんだという気持ちで投げていた」と明かした。

 唯一、失点した2回に岡本和から一発を浴びたことは冷静に振り返る。「打った向こうがすごいなと思うだけ。悪いところじゃなかったと思うが、さばいた岡本選手との技術の差です」とケロリ。

 これで初の2桁勝利達成に王手をかけ、2年連続の規定投球回到達へ残り3回1/3まで迫ったが「到達して当たり前というくらいの立ち位置にならないといけない。あと1試合投げるだけなので頑張ります」と次回の今季ラスト登板へ意気込んでいる。