パ・リーグの本命なき優勝争いが、ますます混とんとしてきた。8日の試合では首位・ソフトバンクが本拠地で楽天に連敗。2位・西武も3位・オリックスに0―5と完敗。これで上位3チームのゲーム差は再びなくなり、勝率2厘差に接近。ホークスに連勝した4位・楽天も、2・5ゲーム差と肉薄してきた。

 まさに、どのチームもコレといった決め手を持たず、勢いが長続きしない優勝争いとあって、ペナントの行方は最後の最後まで予想がつかない。

「ウチとソフトバンクだけで優勝争いをしているわけじゃない。これからまだまだヤマ場はある。ウチは粘り強くついていく」としている西武・辻監督だが、8日のオリックス戦は先発・平井の7回途中2失点(自責点1)投球に打線が応えられず、オリックスの8人継投の前に6安打零封負け。指揮官は「ピッチャーが次から次に代わられると(的を)絞り切れない」とサバサバと敗因を語った。

 6日のロッテ戦(ベルーナ)で3年ぶりの3連発を記録した森、山川、呉念庭のクリーンアップは、その後の2試合で21打数無安打と完全沈黙。チームに勢いをもたらしていないのが現状だ。

 さらに「特例2022」により抹消されていた守護神・増田が復帰し、記念すべき500試合登板を果たしたが、伏見、中川に被弾し、4年ぶりの1イニング2被弾という不安を残す結果にもなった。

 決め手はないが、好位置にはつけている西武の戦い方は、やはり先を見ず、先頭集団にしぶとく食らいついていく一戦必勝しかないようだ。