【ネバダ州ラスベガス2日(日本時間3日)発】WWEの「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」では、新たなヒロインが誕生した。MITB女子ラダー戦を制し、スマックダウン(SD)女子王者になったリブ・モーガン(28)だ。
7人出場のMITBラダー戦ではベッキー・リンチ、アスカの2強を抑えて、いつでもどこでもトップ王座に挑戦ができる、契約書の入ったブリーフケースを奪取。同日のSD女子王座戦でナタリアとの激闘を制し、防衛したばかりのロンダ・ラウジーを相手にキャッシュイン(挑戦権行使)し、見事に生涯初のベルトとなるSD女子王座を手にした。
試合後のインタビューでは「言葉にならない。信じられないわ」と言って号泣。「私はこの8年、成長し続けてきた」と語り、ブレーク成功の感慨に浸った。実際にリブは、華やかなルックスとは裏腹に〝苦労人〟だ。
2014年10月にトライアウトを受けてWWEと契約を結び、2015年6月にNXTでデビュー。ネオパンク女子集団ライオット・スクワッドの一員として頭角を現したが、なかなかタイトルには手が届かなかった。スマックダウン、ロウに昇格後もタイトルマッチにこそ出場するものの、この日の「MITB」までベルトを巻くことはなかった。
身長160センチとWWE女子の中では小柄な部類に入ることや、人気者のアレクサ・ブリスとルックスが似ていることもあって、なかなかチャンスをつかめない。転機はタッグパートナーだったリア・リプリーの〝闇落ち〟だ。リアが「ザ・ジャッジメント・デイ」に加入したことで、リブがその対抗馬として浮上。AJスタイルズやフィン・ベイラーという男子の実力者とトリオを組み、一気に注目株となった。
一方〝闇落ち〟したリアは、MITBで予定されていたロウ女子王者ビアンカ・ブレアとのタイトル戦をドクターストップで欠場。リブは悪の軍団入りして注目を集めた元相棒と、見事に立場を逆転させたことになる。
試合運びには定評のある新王者だけに、長期政権を築くことができるか。さらなる注目が集まる。












