金メダル祭りだ。競泳の日本学生選手権最終日(28日、東京辰巳国際水泳場)、男子400メートル個人メドレー決勝が行われ、本多灯(日大3年)が4分11秒29で2年ぶり2度目の優勝。続く800メートルフリーリレーでも頂点に立ち、5冠に輝いた。
世界を知る男が存在感を示した。400メートル個人メドレーは、第1泳法のバタフライで飛び出して首位に立ち、第4泳法の自由形で後続を突き放した。800メートルフリーリレーでは第1泳者を任されると、圧巻の泳ぎを披露。チームに流れを引き寄せた。さすがの活躍ぶりに本多は「有言実行できて本当にうれしい。最後のリレーに全てをぶつけられたので本当に満足です」と声を弾ませた。
チームメートの躍進が本多に活力を与えた。「僕は結構ひねくれていて、チームのみんなが結果を出すのを快く思わない部分があったりするけど、僕はそれを力に変えてきた」。短期間で多くのレースをこなすのは、インカレならでは。決して体の状態も楽ではないが、出し切れる力を振り絞り「自分の中では去年より大きなものを得た」と充実感を漂わせた。
世界選手権では200メートルバタフライで銅メダル。東京五輪に続いて表彰台を経験したものの、世界との差を痛感。「結果を出して示すことがこの業界のルール。そういう意味で結果を出したいと思ってきた」とさらなる高みを見据えている。
また一歩新たな階段を上った本多。世界一への道のりはまだ道半ばだ。












