ゴルフの「全米女子アマチュア選手権」を制した馬場咲希(17=日本ウェルネス高2年)を巡って〝大争奪戦〟が始まろうとしている。日本勢の制覇は1985年の服部道子以来、37年ぶり2人目の快挙で話題性も抜群。当面はアマチュア続行となる中、世界中からプロトーナメント参戦オファーが殺到し、用具メーカーなど多方面からのアプローチも激増する見通しだ。
馬場はかねてゴルフ界で大器として注目されていた。5月の国内ツアー「ブリヂストンレディス」は28位となりベストアマに輝き、6月の「全米女子オープン」は予選を突破して49位。そんな実力をいかんなく発揮して今回の快挙につなげた。
優勝によって来年の「オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権」のほか「全米女子オープン」「シェブロン選手権」「エビアン選手権」「AIG全英女子オープン」の出場権を獲得。メジャー大会出場はアマチュア資格維持が条件となるため、少なくとも来夏までプロ転向はしないとみられる。それでも世界に名前をとどろかせた逸材がモテモテとなるのは確実だ。
あるツアー関係者は「今回の優勝によって馬場選手に出てもらいたいと思うトーナメント主催者が一気に増えたのは間違いありません。試合の注目度が増しますからね。今後は多くの主催者が可能性を探っていくでしょう」と予測する。さらに「海外から同様のオファーもあるかもしれません」とも指摘。「全米女子アマ」を制したことで、海外からの需要も生まれるわけだ。
となれば、来年のメジャーを待たなくても米ツアーに参戦中の渋野日向子(23=サントリー)らと同組でプレーする可能性も出てくる。ともに出場していた6月の「全米女子オープン」の練習日に、馬場は渋野の練習ラウンドに押しかけ参加。メジャーチャンピオンのプレーを間近で感じたこともあった。今後は、トッププロと接するチャンスが増えることは間違いない。
また、今後のプロ転向を見据えてスポンサー契約のほか、クラブやウエアなど使用するあらゆる道具の契約オファーが殺到するとみられる。今年からアマチュア規定が変更され、アマチュア選手もスポンサー契約を結ぶことが可能となったため、いますぐにでも水面下で競争がヒートアップしそうな雲行きだ。
さらには、マネジメント会社を巡る争奪戦も必至。今後はゴルフのプレーだけでなく、あらゆる方面から熱視線を集めることになりそうだ。












