米大リーグ公式サイトは14日(日本時間15日)に「ア・リーグのMVP争いは、思っている以上に接戦です」というタイトルの特集記事を掲載した。同サイトの記者、アナリスト、コラムニストらによるチャット形式で行われ、MVP争いがエンゼルスの大谷翔平投手(28)と、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)の2人に絞られていることを明確にした。

 ジャッジは13日(同14日)時点で46本塁打とシーズン65本塁打ペースでアーチを量産。大谷は10勝&26本塁打で1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶり2人目の「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業を達成している。ともに歴史的なシーズンだ。

 司会役を務めたアリソン・フッター氏は「大谷のように打者としても投手としてもMVP級の成績を残した場合は自動的に受賞すべきか」、あるいは「本塁打記録を達成しそうなジャッジがこの争いで大谷より優位に立つことができるのか」と問題を提起した。

 アナリストのマイク・ペトリエロ氏は「ジャッジが投手ができないからといって排除するつもりはない」と主張。一方で「エンゼルスの成績が悪いからといって大谷を候補から排除するつもりはない」とした。

 一方、「ジャッジで決まり」としたのはコラムニストのアンソニー・カストロビンス氏だ。MVPなどの投票で記者が参考にするWARを取り上げ、「ジャッジが7・3で、大谷が5・9となっており、この指標においては接戦にはなっていない」と指摘。同時に「現時点でジャッジがMVPを獲得する確率は99・99%。もし、今日MVPに投票するとしたらジャッジだ。彼はリーグで最高の攻撃的選手だ」と断言した。ペトリエロ氏も「ジャッジは最高のシーズンを送っている」と賛同した。

 今季の大谷は、昨季に比べて打者としてよりも投手としての成績、パフォーマンスでファンを魅了している。アナリストのサラ・ラングス氏は「彼は昨年よりも良い投手だ。(打者でも)バレル率でトップ5です」と打者としても相変わらず素晴らしいと訴えた。

 公式戦終了まで7週間。2人の活躍から目が離せないことだけは確かだ。