広島が15日、巨人戦で延長11回の末、6―3で勝利。ここまで5戦5敗だった東京ドームで今季初勝利を飾った。借金を3に減らし、阪神と並んで3位タイに再浮上した。

 初回に秋山が移籍1号となる先制2ランを右中間席へ叩き込み、幸先よくスタート。その後、延長戦にもつれたが、11回に二死満塁から磯村嘉孝捕手(29)がプロ初となる勝ち越しの2号グランドスラムを放って突き放し、試合を決めた。

 試合後の佐々岡真司監督(54)は磯村の満塁弾に「みんながつないで、またチャンスで積極的に初球からの1発で。ホームランは『まさか』とは思いましたけど、大きな1発になりました」とコメント。

 国内復帰後初アーチをマークした秋山についても「昨日、一昨日くらいから、昨日のあの1本(14日のDeNA戦で放った適時打)で吹っ切れたと思いますし、先制の2ランでベンチも良い雰囲気の中で」と評し、満足げな言葉を並べていた。