卓球女子の早田ひな(22=日本生命)が、〝地元愛〟を語り尽くした。

 5日は出身地の北九州市内で先月に大規模火災が起きた旦過市場の義援金贈呈式に出席。同月に行われたTリーグ個人戦・ノジマカップの優勝賞金100万円を「旦過地区復旧対策会議」に寄付した。早田は「地元に少しでも恩返しができればと思い、今回寄付させていただくことにしました。旦過市場の一日も早い復興をお祈り申し上げます。また家族で旦過市場に行けることを楽しみにしています」と語った。

〝北九州の台所〟として親しまれる旦過市場は4月にも火災が発生しており、今年だけで2度も被災した。

 この日、火災現場に足を運んだ早田は「22年間生きてきて火災現場を見るのは初めてだった。被害の大きさに胸が痛くなるような現場だった」とショックを受けた様子。4歳から卓球を始め、市場を訪れる回数は多くなかったようだが「お祭りに行ったときに買い物したり、おばあちゃんがぬかみそ炊きを買ってくれてそれが食卓に並んだり、そういう思い出があります」と幼少期を振り返る。

 そんな早田の〝ソウルフード〟は同市に本社を置く「資(すけ)さんうどん」だという。「石田卓球クラブの昔からの教えとして、試合前はうどんかお米、親子丼などあまり脂っこい者は食べないようにと決まっていて。家のすぐ近くに(資さんうどんが)あるので行っていました。今は大阪に出て、やっぱり〝恋しいな〟と思うときがあって、帰ってきたら毎日昼か夜は食べてます」と明かす。

 前日まで福岡市内で行われた2024年パリ五輪選考会の全農カップ・トップ32の期間中も福岡市内にある店舗を訪問。「みんなと食べて『これ、おいしいんだよ!』という話をしていました」と笑顔を見せた。

 10日にTリーグが開幕し、今月は世界選手権団体戦(30日開幕、中国・成都)も開催される。早田は「いつでも100%のパフォーマンスが出せるようにしっかり調整していきたいですし、一つひとつ結果を出していくことで被害に遭われた方に少しでも元気を与えられたら。そういった方々の思いも含めて一戦一戦大事に頑張っていきたいとおもいます」と言葉に力を込めた。