卓球女子シングルスでパリ五輪銅メダルの早田ひな(日本生命)が複雑な胸中を明かした。

 世界選手権団体戦(英ロンドン)では銀メダル獲得に貢献した一方で、決勝の中国戦では2敗を喫した。帰国後は「心の部分でやっぱ余裕がなくて、今までの自分だとあまりないような2週間を過ごしていた」と涙ながらに回想。

 約5日間の休息を挟むも「やりたくないというよりできない感じ」だったが「どうしても悔しい気持ちが出てきた。なかなかそういう経験はさせてもらえない。世界ランク1位、2位の選手に負けてこれだけ悔しいと思えるのも自分を強くしてくれる1つの要因」と再スタートを切った。

 26日にはアジア選手権(10月、カザフスタン)代表を懸けた国内選考会に出場。予選リーグで2連勝し、準々決勝進出を決めた。「世界選手権の決勝で2回負けてしまったことは卓球人生の中でも結構引きずっている部分だけど、今日はそれ以来の試合だった。相手が誰でもこんなに緊張していたかなというくらい緊張していたけど、だからこそ1本目から集中することができた」と前向きに語った。

 今大会で優勝すればアジア選手権の代表に決まる。27日の試合は負けたら終わりの一発勝負となる。「練習の時とか試合の時は結構割り切っているけど、一喜一憂しちゃうというか、なんか波がある。自分としては結構珍しいけど、それを受け入れて、流れに身を任せてこの期間ぐらいは過ごそうと思っている」。絶対女王との対戦で得た学びを必ず進化へつなげてみせる。