エンゼルスの大谷翔平投手(28)は8日(日本時間9日)に敵地ボルティモアでのオリオールズ戦に「3番・DH」で出場し、9回に6試合ぶりの一発となる19号を放ち、5打数3安打1打点だった。打率2割6分2厘。チームは4―5で逆転サヨナラ負けで2連敗。借金は今季ワーストの9に膨らんだ。

 自らのバットでオールスター戦のファン投票での大逆転選出の祝砲を打ち上げた。特大の一発が出たのは9回二死無走者だった。マウンドは5番の右腕テート。その初球だった。外角低めの84・3マイル(約136キロ)のチェンジアップを豪快にフルスイング。角度33度、打球速度107・7マイル(約173キロ)で夜空に舞い上がると、ジャンプした中堅手のグラブをかすめるように中堅席へ飛び込んだ。飛距離418フィート(約127メートル)の文句なしの一発だった。これで今季6度目の3安打とした。

 7月2本目のアーチは元祖二刀流ベーブ・ルース生誕の地で昨年8月26日以来の2本目だ。5回一死で左中間へ393フィート(約120メートル)の大飛球を打ち上げた。今季から左翼が約8メートルほど広くなっており、大谷の打球が飛んだ左中間は398フィート(約121メートル)。昨年までなら柵越えだった。打ち直した格好だ。3回は先発の右腕ウエルズから左前打。7回は3番手の左腕アキンから左前打と逆らわない打撃でマルチ安打をマークした。

 プレーボール開始直後に発表されたオールスター戦(19日=同20日・ロサンゼルス)の先発野手を決める最終ファン投票でア・リーグのDH部門で2年連続で選出された。1次投票ではアルバレス(アストロズ)に約55万票の大差をつけられたが、得票率52%で上回り、大逆転した。

 大谷が3安打、トラウトも24号3ランを含む3安打と主砲2人が打って勝ちパターンに持ち込んだにもかかわらず、救援した3投手が全員失点しての逆転サヨナラ負け。ポストシーズン進出がどんどん遠ざかっている。