新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」26日後楽園ホール大会のDブロック公式戦で、初出場のデビッド・フィンレー(29)がジュース・ロビンソン(33)との元パートナー対決を制し初白星を挙げた。

 初戦(20日、仙台)で高橋裕二郎に敗れたフィンレーはこの日のメインでジュースと対戦した。かつて「フィンジュース」のチーム名でIWGPタッグ王座も獲得した元パートナーは、今年5月にバレットクラブに電撃加入。袂を分かったジュースとの公式戦は、互いに譲らない意地の張り合いとなった。ジュースのパルプフリクションをカウント2で返したフィンレーだったが、自身のACID DROP(変型カッター)でも3カウントは奪えずに一進一退の攻防が続く。

 ジュースの串刺し攻撃にレフェリーが巻き込まれてしまうと、リング上は無法状態に。IWGP・USヘビー級のベルトを手にしたジュースに殴りかかられたフィンレーだったが、これを回避すると「こん棒」攻撃がさく裂。最後はトラッシュパンダ(変型ネックブリーカー)で3カウントを奪った。

 返上を不服としてベルトを勝手に持ち歩いている自称IWGP・US王者のジュースに完勝。試合後のリング上でUSベルトを奪ったフィンレーは「ジュース、これはお前のものではない。そして俺のものでもない。ベルトはたったいま、お前から取り上げた。これは(ウィル)オスプレイのものだ。このベルトを手に入れたいなら、取りに来い」と宣言した。

「オスプレイ、これはお前のベルトだよ。だが俺がこのベルトを持ったことで、お前は俺を無視できなくなった。もしお前が俺に勝てれば、ベルトはお前に返してやる。それまでは悪いが俺が持っておくよ。俺の名前はデビッド・フィンレー。このG1クライマックスを優勝する男だ!」。たらい回しにされるUSベルトが気の毒ではあるものの、フィンレーとオスプレイの公式戦(8月2日、浜松)の行方から目が離せなくなってきた。