【カナダ・トロント発】WWE・ロウで〝暗黒の逸女〟紫雷イオ改めイヨ・スカイが〝明日の女帝〟アスカから殊勲の直接フォールを奪った。

 NXTからロウに昇格したイヨはダコタ・カイとのコンビで、WWE女子タッグ王座決定トーナメントに出場している。今週のロウでは準決勝で因縁のアスカ&アレクサ・ブリスと対戦したが、オープニングに登場したカナダ出身のWWE殿堂者トリッシュ・ストラタスのあいさつ中にベイリー、ダコタとの〝悪のトリオ〟で乱入。イヨは「めっちゃ好きだったの。会えてうれしい」とわざとらしく喜んだと思えば、突如「本当はアンタのこと好きじゃないんだよね」とあざ笑ってトリッシュを侮辱。そこへロウ女子王者ビアンカ・ブレアに続き、アスカとアレクサが登場して準決勝に突入した。

 イヨとアスカで試合が始まるも、イヨがすぐにダコタに交代。アスカは「チキン、チキン」とやゆしてイヨをリングに入れると、得意のヒップアタックからバックブロー、高速キックにジャーマンを見舞って大攻勢。日本でユニット「トリプルテイルズ」として活動したこともある〝妹分〟にも、容赦しない。それでもイヨは、ダコタがエプロンからアスカの気を引いた隙に背後から強烈なダブルニーを打ち込んで反撃。トップロープからスワンダイブ式のドロップキックを放って、アスカを吹っ飛ばした。
 
 イヨ組はダコタがアレクサの必殺ツイステッドブリスを両ヒザで迎撃。イヨがドロップキックで追い打ちをかけ、アレクサを場外に追いやった。ダコタはアスカの高速裏拳連打をかわすと、コーナーに追い込んで顔面キックを放った。これはアスカにかわされたが、イヨが巧みにタッチ。相手チームの交代に気づかないアスカは、ダコタにアスカロックを決めてタップさせた。

 そのまま喜んで技を解いたが、試合の権利はイヨにある。イヨはすかさずアスカの背後から忍び寄り、クルリと丸め込んだ。電光石火のエビ固めで3カウントを奪取。WWEで女子グランドスラムを達成した女帝から直接フォールを奪い、イヨ組が決勝進出を決めた。

 イヨはバックステージインタビューで「今日のアスカとの対戦はすごく刺激的だった。多くの人がアスカとイヨどっちが強いかと思っているけど、もちろん私のほうが強かった」とドヤ顔で答え、WWE女子タッグ王座奪取を誓った。
 
 反対ブロックの準決勝に進出していたジジ・ドリン&ジェイシー・ジェインがジジのケガで欠場。フェイタル4WAY戦の勝者チームとラケル・ロドリゲス&アリーヤが準決勝を戦い、イヨ組はその勝者組と決勝で激突することになるが、どのチームが出てこようとも一気にタイトルを手にしそうな勢いだ。
 
 イヨ&ベイリー&ダコタ対アスカ&ビアンカ&アレクサの6人タッグ戦が行われる英国スタジアムイベント「WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル」は、日本時間9月4日にWWEネットワークで配信される。