阪神・藤原崇起オーナー(70)が24日、勝率5割の2位で前半戦を終えたここまでの自軍の戦いを総括した。

 本拠地・甲子園でのDeNA戦前に対応した藤原オーナーは「本当に皆さんにああいう風にご心配をかけましたけど…」と切り出し、開幕9連敗スタート、借金が最大16のブッチギリ最下位から今シーズンに改めて冷や汗をかいたことを認めた。

 ただ5月に入り、悪すぎた流れが徐々に好転していくのを感じ取ったという。「特にゴールデンウィークのころから、たくさんのファンの方がこの球場へ詰めかけていただいて、本当に熱い声援をいただいた」とファンの後押しに感謝を示し、「選手たちが〝ここでやらないかん!〟という思いがあったんだろうなと想像しながら、試合を見ていた」とチームの奮起にも一定の評価を口にした。

 一方で、すでに矢野燿大監督(53)は今季限りでの退任は決定しており、気になるのは「後任」の選定作業であり、その進展状況だ。

 これについて藤原オーナーは「申し訳ないですけど今のところは」と口をつぐんだが「今、ドラフトで獲得してきた選手が随分頑張っている。それもいろんないいところを伸ばしながら。腰を据えて選んで、腰を据えて育成して、そして活躍してもらう」と理想像については言及。金本前監督から矢野監督にも踏襲されてきた、補強に頼らない「育成中心」路線を引き継げる人物を〝理想〟の後任適任者とした。

 残り49試合。あくまで最優先事項は、まだ昨季わずかに及ばなかったペナント制覇であることを強調した虎の総帥は「ペナントレースの最中でもありますし、矢野さんに率いられたタイガースを積極的にサポートしていきたい。もうそのひと言です」と、後半戦のさらなる浮上に期待を寄せた。